SES企業の場合、顧客面談で質問をされます。これから働く可能性のある企業さんは質問での受け答えを通じて、今後一緒に働いても大丈夫かの見極めをしたいのです。
筆者の「しう」は受託企業で開発の仕事だけでなく、他の企業さんとSES契約を結び働くこともあります。
今回は、そのSESとして面談を受けた経験・働いた経験を元にSES面談の質問内容についてご紹介します!

特に転職ドラフトは人気サイトやから、他の人には内緒やで!
記事の信頼性: 実際にSES面談を受け、SES社員としても働いたことのある「しう」がSES面談の質問内容について解説しています。
SES面談でよくされる質問


SES面談でよくされる質問について次の順番でご紹介します。SES面談でよく質問される内容を事前に準備しておくことで、より採用率を高めることができます。
- これまでの経歴
- スキルの細かな内容
- 短期間での案件が多い場合の理由
- コミュニケーションは得意か
- どの工程の作業が得意か
- 長期間の参画が可能か
- 残業は可能であるか
これまでの経歴
SES面談でよくされる質問の1つ目は、「これまでの経歴」についてです!
経歴に関する質問は一番聞かれることが多いです。スキルシートの提出をお客様にするので、その提出した書類に沿って説明をしていきます。
最初の説明が上手く伝わらなかったりするとチームの一員として上手くやっていけるのかお客様が不安になるので、事前に練習して丁寧に説明できるようになっておきましょう。
☟SESでの客先面談の流れについては次の記事で解説しています。


スキルの細かな内容
SES面談でよくされる質問の2つ目は、「スキルの細かな内容」についてです!
経歴の説明だけではスキルの習熟度や経験値までは伝わりません。
どの技術が得意なのか、今までの案件でどのような対応を行ってきたのか聞かれることが多いです。実務経験の長い人の場合、基礎的な内容だけでなく応用力をもって対応できるのかも聞かれます。



実際に「しう」がSES面談を受けた時には、フレームワークやパッチ処理、SQLの処理の経験の有無を聞かれたで!
短期間での案件が多い場合の理由
SES面談でよくされる質問の3つ目は、「短期間での案件が多い場合の理由」についてです!
短期間で案件が変わってばかりいる人の場合、お客様も案件に入って上手く作業をしてくれるのかと不安を抱きます。
一度入った案件を継続して欲しいと言われないということは、上手くチームになじめなかった、もしくは技術レベルが低い可能性があるからです。
適切な理由(参入案件で人手が必要なくなった)などの理由があれば大丈夫ですので、短期間での案件が多い場合は事前に説明できるように準備をしましょう。
また、新しい案件に入る場合は案件での立ち振る舞いが次の案件にもつながることを意識しておきましょう。
コミュニケーションは得意か
SES面談でよくされる質問の4つ目は、「コミュニケーションは得意か」についてです!
エンジニアとして働く場合、チームの開発が多いのでコミュニケーション力も重要になります。
特にスキルシートでの経歴説明時にぼそぼそと話してしまうと、コミュニケーション力の部分を確認されることが多いです。
初対面の人と話すときに緊張して上手く話せない場合は、環境に慣れると上手く話すことができると伝えておくようにしましょう。
また、必要なことや気になった部分についてチームのメンバーに積極的に聞く姿勢があることも伝えておきましょう。
どの工程の作業が得意か
SES面談でよくされる質問の5つ目は、「どの工程の作業が得意か」についてです!
エンジニアの作業では、要件定義、基本設計、詳細設計、実装、結合テスト、単体テストなど様々な工程があります。
人によっては上流の要件定義・基本設計が得意な人もいれば、下流の実装・単体テストが得意な人もいます。
全工程ができるといいですが、そうでない場合も得意分野をお客様に伝えることで自分の力を発揮しやすいようにしましょう。
長期間の参画が可能か
SES面談でよくされる質問の6つ目は、「長期間の参画が可能か」についてです!
長期間の案件になる場合は、SES面談で長期間の参画が可能か質問されます。大規模プロジェクトの開発の場合は3年以上期間がかかる場合もあります。
そのような長期間かかるプロジェクトでは参入してくれるエンジニアが長期間入ってくれるのかお客様は気になります。
産休や介護などで長期間の参画が難しい場合も、適切な理由であれば考慮してくれることも多いです。
繁忙期に人手が欲しいだけの場合は、長期間の参画が難しくても受け入れてもらえるので隠さずに伝えるようにしましょう。
残業は可能であるか
SES面談でよくされる質問の7つ目は、「残業は可能であるか」についてです!
納期が迫っている繁忙期の場合は、残業が必要になります。残業をしたくないという人もいますが、スケジュールの都合上働く必要が出てくるときもあります。
残業と聞くと嫌なイメージが多いですが残業代が増えたり、若手エンジニアの場合は経験が積めることで今後の報酬アップにつながります。
目先のことだけで判断するのではなく長期的な視野で判断するようにしましょう。
SES面談での質問を乗り切るテクニック


SES面談での質問を乗り切るテクニックについてもご紹介します。相手に好印象を与えるためにどのような方法があるのかを次の順番で解説していきます。
- 相手の鼻先もしくは口元を見る
- 特に説明したい経歴を中心に話す
- 事前に調査したお客様の会社の情報を混ぜる
- 逆質問も用意しておく
相手の鼻先もしくは口元を見る
SES面談での質問を乗り切るテクニックの1つ目は、「相手の鼻先もしくは口元を見る」ことです!
面接時には相手の目を見て話せとよく言われますが、実際に相手の目を直接見ると緊張して話しにくくなります。
そのため、相手の鼻先もしくは口元を見て話すといいです。
相手の鼻先を見ている時には相手側は目を、相手の口元を見ている時には相手側は顔全体を見られている気持ちになります。
自分の話す内容にだけ夢中になるのではなく、相手の気持ちを考えて話すことも心がけましょう。
特に説明したい経歴を中心に話す
SES面談での質問を乗り切るテクニックの2つ目は、「特に説明したい経歴を中心に話す」ことです!
SES面談の場合はスキルシートを活用した経歴の説明がありますが、その内容を最初から最後まで同じペースで話す必要はありません。
お客様に重点的に伝えておきたい内容を中心に説明するようにしましょう。
案件で使う可能性のある技術を利用した経験がある場合は、その経験について多めに話すこともいいですし、自分が中心となった役割を担った案件について詳しく説明をするのもいいです
。説明時にもメリハリをつけて説明することで、より相手に伝わりやすく好印象が与えられるようになります。
事前に調査したお客様の会社の情報を混ぜる
SES面談での質問を乗り切るテクニックの3つ目は、「事前に調査したお客様の会社の情報を混ぜる」ことです!
SES面談の前に事前にお客様の会社のことを調べるのは必ずしておいてください。そして、事前に調べたお客様の会社の事業内容などを質問に答える時に付け加えてみてください。
例えば、運輸のシステム関係の案件について面談を実施していてお客様からどのように開発を進めていきたいか質問があったとします。
その場合、自分が開発において大事にしていることだけでなく、お客様の会社でパッケージ化の技術を得意としている場合はパッケージ化される可能性を頭に入れて開発にあたるなど伝えることで事前に調べてきたのだなという好印象を持ってもらうことができます。
小手先のように見えるかもしれませんが、そのような積み重ねで相手に一緒に働いてもらいたいと思ってもらうことに繋がります。
逆質問も用意しておく
SES面談での質問を乗り切るテクニックの4つ目は、「逆質問も用意しておく」ことです!
先ほどの3つ目のテクニックでもありましたが、逆質問においてお客様の会社について事前に調べたことが伝わるといいです。
また、案件に入った場合に活躍したり、勉強をして貢献してくれそうだと思ってもらうために熱意も伝えるようにしましょう。
ただ、現場で勉強したいですという話だけすると何でもかんでも教えてもらおうとするのではないかと思われてしまうので、自立していることもアピールしていきましょう。
SES面談で落ちる人の特徴


SES面談で落ちる人の特徴については、「SES面談対策 合格するための自己紹介」の記事で紹介しています。主に次の4つの特徴を書いています。参考にしてみてください。
- スキルが足りない
- コミュニケーションが取れない
- やる気がない
- 単価が高すぎる
まとめ
いかがでしたか?今回は、次の順番でSES面談の質問についてご紹介しました。
- SES面談でよくされる質問
- SES面談での質問を乗り切るテクニック
- SES面談で落ちる人の特徴
SESの面談でどのような質問をされることが多いのか、事前に調べておくことで当日に余裕をもって受け答えができるようにしておきましょう。
☟あわせて読みたい 「しう」のオススメブログ






コメント