IT企業では受託開発、自社開発、SESのような働き方がありますがそれぞれにメリットがあります。
今回は受託開発企業で働くことのメリットと受託開発で身につくスキルについてご紹介します。
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記事の信頼性: 受託開発企業で働いている現役エンジニアの「しう」が受託開発のメリットと受託開発で身につくスキルを紹介しています。
受託開発のメリット
受託開発のメリットについてご紹介していきます。次の順番で7つご紹介をしていきます。
- 自社で開発をすることができる
- 入社前に利用する言語がわかる
- 幅広い業務に関われる可能性がある
- 研修がある企業が多い
- 優秀なエンジニアの働き方を見て学べる
- 多くの会社と関係を持てる
- 依頼者が満足すれば今後も仕事依頼が来る
自社で開発をすることができる
受託開発のメリットの1つ目は「自社で開発をすることができる」ことです!
受託開発ではお客様から開発の仕事を納品するまで請け負うことが多いです。
SES契約では人月単位の契約なので何時間社員が働きますという契約ですが、受託開発ならシステムの提供についての契約となるため自社で開発することができる可能性が高いです。
ただし、受託開発企業であってもセキュリティーの問題で出社しないといけない場合や新しい案件の場合最初の数週間~数か月出社しないといけない場合もある点には注意が必要です。
案件の契約内容を事前に確認しておきようにしましょう。
入社前に利用する言語がわかる
受託開発のメリットの2つ目は「入社前に利用する言語がわかる」ことです!
受託開発の場合システムを納品するので、会社によってノウハウを蓄えてきた得意な言語があります。
かなり大規模な受託開発企業であれば様々な言語を利用している可能性もありますが、受託開発の中小企業の場合利用する言語が決まっていることが多いです。
SES企業であれば募集のある案件に対して人材を派遣する考え方なので、今までと異なる言語の案件に行く可能性もありますが、受託開発では急に今までと異なる言語を取り入れる可能性は少ないです。(勉強のために新規案件を獲得することはありますが)
「しう」の勤務先では主にJavaに関する案件を扱っているで!
幅広い業務に関われる可能性がある
受託開発のメリットの3つ目は「幅広い業務に関われる可能性がある」ことです!
受託開発企業では要件定義、詳細設計、実装、テストなど一気通貫で請け負うことになります。
そのため幅広い業務に関われる可能性が高いです。
エンジニアは実務経験の有無が評価されやすい業界なので、幅広い業務に関わり実務経験を積めることが大きなメリットになります。
ただ実務経験を積むだけでなくその経験の中で何を学んだか的確に言語化することができるようになると需要の高い人材になります。
研修がある企業が多い
受託開発のメリットの4つ目は「研修がある企業が多い」ことです!
受託開発では未経験の転職者や新卒の人を採用する場合は自社で育てていこうと考えている会社が多いです。
IT人材の成長が会社の成長に直結しているからですね。そのため、受託開発企業ではITスクールでの外部研修やOJTでの研修がある企業が多いです。
いきなり現場に入って開発経験を積んでいくという方法もありますが、未経験者の場合は勉強する内容がかなり多くついていくだけで大変です。
ITスクールでの外部研修やOJTでの研修を通じて実務に入る前に成長できるといいですね。
優秀なエンジニアの働き方を見て学べる
受託開発のメリットの5つ目は「優秀なエンジニアの働き方を見て学べる」ことです!
受託開発企業では要件定義~テストまでの全工程を請け負うため優秀なエンジニアが働いていることも多いです。
優秀なエンジニア同じチームで働けるとは限りませんが、チャットやレビューでどのようなポイントを見ているのか知るだけで成長のきっかけになります。
IT業界は独学で突き進むよりもスキルを磨いてきたエンジニアの開発手法を真似することで成長スピードを上げることができます。
誰が優秀なエンジニアか判断がつきにくい場合はすでに働いている先輩に聞いて、誰を手本にするか決めていきましょう。
多くの会社と関係を持てる
受託開発のメリットの6つ目は「多くの会社と関係を持てる」ことです!
受託開発企業では会社のタイプによりますが、多くの顧客と関係を持つことができます。
SIerの場合メーカー系、ユーザー系、独立系の3タイプがありますが独立系のタイプの会社だと1つの顧客に依存せず、複数の顧客から案件を受けていることが多いです。
多くの会社と関係を持てるということはそれだけ選択できる案件の選択肢が増えるということです。
自分の経験したい案件に積極的に声をあげることで、スキルアップにつながる経験を積むことができるでしょう。
依頼者が満足すれば今後も仕事依頼が来る
受託開発のメリットの7つ目は「依頼者が満足すれば今後も仕事依頼が来る」ことです!
受託開発では納品物の出来具合でお客様からの評価が決まります。
この納品物の評価が高いとお客様から継続して案件を受注することができ、継続案件を増やしていくことで会社の利益と自分のボーナスが増えることになります。
逆に納品物の評価が低いと案件の継続を断られることになります。
ただ成果物を出すだけでなく、お客様の役に立つ納品物を提供するようにしましょう。
「しう」の会社のお客さん(CMにも出るような会社)も他の受託開発の納品物の品質が悪くて「しう」の勤務先の会社で発注するようになったこともあるで!
受託開発で身につくスキル
受託開発で身につくスキルについてご紹介します。自社開発やSES企業でも身につくスキルはありますが、受託開発で実際に働いて見て、身に付きやすいと感じたスキルについて次の順番でご紹介します。
- 開発技術の習得
- 開発におけるコミュニケーション能力
開発技術の習得
受託開発で身につくスキルの1つ目は「開発技術の習得」です!
受託開発では要件定義~テスト工程まで一気通貫で案件を受けるため、様々な工程で経験を積むことができます。
開発工程が違う場合詳細設計書で必要な考え方と実装で必要なスキルは異なります。
この経験を積むことができる点はエンジニアにとって大きなメリットになります。
自分の市場価値を高めるためにも、受託開発での仕事を通じて開発技術を習得していきましょう。
開発におけるコミュニケーション能力
受託開発で身につくスキルの2つ目は「開発におけるコミュニケーション能力」です!
受託開発ではチームで開発をおこなっていきます。
そのため、開発において他のメンバーとのコミュニケーションが大切になっていきます。また、受託開発企業の場合案件を発注したお客様とのレビューなどのやり取りも発生します。
お客様とのやり取りはPMの人が担当することになりますが、そのやり取りでどのような質問や取り決めをすればいいのか学ぶことができる点もメリットになります。
まとめ
いかがでしたか?今回は、受託開発のメリットと受託開発で身につくスキルについてご紹介しました。
実際に働くとお客様に納品をするため責任が出て大変に感じる部分もあります。しかし、その大変な経験を通じて学ぶことができることも多いです。
今後もIT業界で働いていきたいと考えている人にとって、受託開発企業で働いた経験は大きな財産となります。
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