今回簿記3級の資格試験に合格したので、どのような勉強方法で合格したのか記録として残しておきます。
エンジニアであれば簿記3級の資格取得など必要ないと感じる人も多いと思いますが、自分の担当する案件によっては簿記3級の勉強で得た知識が役に立つことも多いです。
働きながらの資格勉強は集中できない時もあり苦労しますが、今回の記事がより効率よく勉強するために役立てば嬉しいです。
記事の信頼性:Javaエンジニア2年目の「しう」が簿記3級の資格試験合格するために実践した勉強方法を紹介しています。
簿記3級とは
簿記とは会社の儲けや財産の状況を明らかにするための技術です!(主に貸借対照表や損益計算書を活用します)
そして、簿記3級は各商工会議所が試験を通じて認定している資格になります。
会計の仕事をする人が取得をすることが多い資格ですが、ビジネスパーソンにとって人気の資格になります。
(確定申告をする場合にも役に立ちます)
また、資格を活かして転職活動をしようと考えている場合は次の記事もオススメです。
特に受託開発企業やSES企業では客観的に評価できる資格取得は受けがいいので、検討してみるのもいいですね。
エンジニアなのに、簿記3級を勉強した理由は?
エンジニアなのに簿記3級を勉強した理由は、会計システムの開発を担当することが決まり、簿記の知識を身につける必要があったからです。
簿記3級がなくても要件定義書を見て概要設計書(基本設計書)作成することは可能ですが、なぜシステムでそのような動きを求められているのか理由がわからないことがあります。
簿記3級の知識があるとシステムを開発する上でなぜの部分が理解しやすいため、簿記3級の資格取得にむけて勉強をすることにしました。
(実際に仕訳での貸方・借方の合計額は同じになる点や総勘定元帳(GL)とは何かなど役に立つことも多かったです)
簿記3級の勉強前に準備するもの
簿記3級の勉強前に準備するものは次の3つになります!
- 電卓
- スッキリわかる日商簿記3級(参考書)
- 日商簿記3級まるっと完全予想問題集(問題集)
電卓
簿記3級の勉強開始前には電卓も購入しておきましょう!
電卓は簿記3級であれば忘れても合格できるかもしれませんが、桁数が多い問題で電卓を使わないと時間が無駄になってしまうことも出てくるので事前に購入することを推奨しています。
購入する場合は12桁以上が表示できるタイプのものをオススメしています。
試験の直前に購入するのではなく、事前に購入しておいてうち心地なども確認しておきましょう。
スッキリわかる日商簿記3級(参考書)
簿記3級の勉強で利用する参考書では、「スッキリわかる日商簿記3級」をオススメしています!
スッキリわかる日商簿記3級では、最初に簿記とは何かということや簿記の一覧の流れを紹介していて資格取得の勉強に向けて何をするかのイメージが作りやすいです。
また、キャラクターを活用した説明で初めての人にも理解がしやすくなっています。次の写真は商品売買についての解説ページですが、具体例をイラスト付きで解説しているおかげで説明がスムーズに頭に入ってきます。
巻末にはスッキリわかる日商簿記3級で学んだことが身についているかの確認問題もあるので復習もすることができます。
注意点としては簿記3級で出題される仕訳問題はスッキリわかる日商簿記3級で対策できるのですが、決算書なども問題は対策が足りません。
仕訳問題以外の対策については次に紹介する「日商簿記3級まるっと完全予想問題集」を活用するのがオススメです。
日商簿記3級まるっと完全予想問題集
簿記3級の勉強で利用する問題集では、「日商簿記3級まるっと完全予想問題集」をオススメしています!
日商簿記3級まるっと完全予想問題集では、10回分の模擬試験がついていて実際の試験の傾向に合わせた対策をすることができます。
特に貸借対照表や損益計算書、試算表についても問題は初めて見た時には上手く解くことができません。
似たような問題を事前に繰り返し解いておくことで、本番でもしっかり点を取ることだできます。
ネット試験とペーパー試験のどちらにも対応している点も高評価です。
簿記3級の勉強方法
簿記3級の勉強方法についてご紹介します!
簿記3級は他の資格試験と同じで次の順番で取り組むようにしてください。
- スケジュールを立てる
- 参考書を読んで知識を身に付ける
- 問題集を繰り返し解く
- 勉強する時の注意点(出題方法は2パターン、最新の問題集を
スケジュールを立てる
簿記3級の資格勉強に取り組む前に自分なりのスケジュールを決めましょう。
資格試験を受けるのが2か月後か3か月後なのかで1日に必要な勉強量が変わってきます。
社会人であれば仕事をしながらになるので、本業に支障が出ない範囲で計画も立てましょう。
ちなみにネット試験であれば基本的にいつでも試験を受験できるので、ペーパー試験より自由にスケジュールを組みことができます。
参考書を読んで知識を身に付ける
スケジュールが決まったら、参考書を読んで簿記3級合格に必要な知識を身につけましょう。
先ほど紹介したスッキリわかる日商簿記3級の書いている内容を理解しながら読み進めていってください。
この理解をする時には一度で完ぺきに理解する必要がなくて、何度も繰り返し読み返す中で理解を深めていければ大丈夫です。
問題を解いていく中で間違えた問題の解説を読むときに、参考書の内容も併せて読むとより理解力が高まります。
問題集を繰り返し解く
ある程度参考書で簿記3級の知識を身につけたら、問題を繰り返し解きまくりましょう。
簿記3級の試験に限らずですが、資格試験に合格するためにはインプットだけでなくアウトプットも重要です。
資格試験ではどのようなアウトプットの仕方が必要なのか(漢字も正しく書く必要がある部分と選択肢から選べばいい部分など)を、模擬試験を通じて把握していきましょう。
勉強する時の注意点
簿記3級の勉強をする時に注意点としては次の2つです。
- 試験の出題形式は2パターンある
- 問題集は最新版を購入
簿記3級の試験でもCBT方式といったネット試験も実施されるようになりました。
従来のペーパー試験である統一試験も年に数回実施されているので自分の受けやすい形式の試験を申し込みしましょう。
また、問題集を買う場合も最新版の問題集を購入しましょう。
10年前の試験問題とは出題形式が変わっています。
問題数や試験時間も短くなっているので最新の試験時間を確認して取り組むようにしましょう
まとめ
いかがでしたか?
今回は、次の順番で簿記3級の勉強方法について紹介しました。
- 簿記3級とは
- エンジニアなのに、簿記3級を勉強した理由は?
- 簿記3級の勉強前に準備するもの
- 簿記3級の勉強方法
筆者の「しう」が開発を担当した会計システムの案件でもGL(総勘定元帳)や貸方借方の考え方など簿記3級で役に立った知識は多いです。
また、SESとして働く場合には簿記3級の資格を持っているだけで会計システムの案件に配属されやすくなります。
初めて学ぶことが多いと最初は苦労しますが、簿記3級の資格試験の勉強で得た知識は会計システムの開発の時にも活きてくるので頑張って勉強してくださいね。
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