学習を続けていて、いまいち成長していないなと感じる事はありませんか?その原因はインプットばかりしているせいなのかもしれません。
今回は、成長したい人必見、「アウトプット大全」のご紹介をします!
アウトプットの基本法則

アウトプットの黄金比は3:7
この本で一番驚いたことはアウトプットの黄金比は3:7(=インプット:アウトプット)だと書いてあることです。
日本の学校現場では、インプットを重視しています。最近はアクティブラーニングを推進していますが、まだまだ試験ではインプットを測ることが多いです。
しかし、この本ではアウトプットを多めにした方が定着すると書いてあります。親しみのある黒板の内容を覚えるだけの方法は実は効率が悪いのです。
問題演習など、アウトプットをすることでより記憶に残ります。
また、初心者の場合はアウトプットの割合を6割にした方がよいことにも気を付けたいです。
初心者の場合は、新しく覚えることが多いのでインプットの割合が増えますが、それでも半分以上の時間はアウトプットに使った方がいいということです。
2週間に3回使った記憶は、長期記憶される
長期記憶をするための頻度についても書かれています。必要な情報だけを残しておくために人間は忘れるようにできています。
忘れないようにするためには、2週間の間に覚えたい情報を3回使った方がいいのです。
そうすることで、海馬から長期記憶をつかさどる側頭葉に記憶が保存されます。
大学受験の時に知って、実践していましたが、やはり間違っていなかったと確信しました。
科学的に裏付けられた伝わる話し方

昨日のことを話すのも、立派なアウトプット
この本では、話すこともアウトプットになると最初に紹介しています。何からしていいのかわからない人は誰かに伝えることから始めてみましょう。
その時のコツは、事実だけでなく、自分の感想や気づきも盛り込むとよいです。
自分の感情を盛り込むと、他の人から興味を持ってもらいやすくなり、その時の感情も同時に記憶されます。
せっかく、アウトプットするのであれば、有意義な時間にしたいですね。
自己紹介する
この本では、自己紹介についても触れています。自己紹介はどんな人でも初対面の人にはすることが多いです。
そのため、どのような自己紹介をするか前もって準備しておくことを推奨しています。
具体的な方法としては
- 誰でもわかるように話す
- 差別化ポイントを盛り込む
- 数字を盛り込む
- ビジョンを盛り込む
- 非言語コミュニケーションを意識する
- 自分らしさを追加する
の6つの方法があげられます。
特に、差別化ポイントを入れることで他の人の記憶に残りやすくすることや非言語コミュニケーション(前を向き、笑顔と大きな声で話す)は意識して実践しておきたいですね。
能力を最大限に引き出す書き方

手で書く
パソコンでなく手で書くことでより効果が得られます。
プリンストン大学とカルフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究で「ノートパソコンにノートを取る学生」より「手書きでノートを取る学生」の方がよい成績をあげる傾向にあることがわかりました。
理由としては手書きの時のみ、ブローカ野という言語処理に係る部位が活性化していることが理由だそうです。
メモを取るだけでなく、効率よく学びたいときには多少の手間を感じてもノートに書く方がよいです。急がば回れということですね。
落書きをする
学校の授業中に落書きをしている人を見ると、集中していないなぁと感じましたよね?しかし、イギリスのプリマス大学では逆の研究結果が出ています。
実は、落書きは記憶力を高めるという結果が出ているのです。
落書きをすることで、自分の感情が刺激され、その結果記憶力がよくなるそうです。授業を全く聞かずに落書きだけしていればいいわけではなさそうですね。
しかし、必ずしも落書きは悪いものではないと知ってもらえればと思います。
圧倒的に結果を出す人の行動力

集中する
ここで残念なお知らせです。人間の脳はマルチタスク(2つ以上の作業を同時にすること)ができないのです。
正確に言うと、できないわけではなく、負荷がかかることで脳の処理能力が低下してしまいます。マルチタスクをすることで一つの作業を完了する時間が1.5倍以上かかっていますそうです。
そのため、目前のひとつのことに集中してアウトプットすることが効果的なアウトプット方法になります。
チャレンジする
がんばれば、なんとかなりそうなことを繰り返すことが成長につながります。
難易度でいうと、簡単すぎて1日でクリアできてしまうとつまらないですし、難しすぎて全然前に進んでいる実感がわかなくても面白くないです。
頑張ればなんとかなりそうな「ちょい難」に挑戦することで、ドーパミンが分泌されます。
そして、クリアした後には、またちょい難のレベルに挑戦していく。そうすることで5年後、10年後にあなたは見違えるほど成長しているかもしれませんよ。
アウトプット力を高める7つのトレーニング方法

SNSに書く
アウトプットする方法の1つはSNSに書くことです。
一番手軽にできることはTwitterだと思います。
1分もあれば、つぶやくことができます。試しにおこなってみてはいかがでしょうか?
注意点としては、どこまで自分の個人情報を書くのかということです。
特に女性の場合、ストーカーなどに付きまとわれて嫌な目にあう可能性もあります。個人情報の公開範囲は自分で決めるようにしましょう。
ブログを書く
アウトプットする方法の2つ目はブログに書くことです。
YouTubeなどは編集作業などが必要で、継続するのに負担がかかります。
しかし、ブログの場合は文章を書くことができれば誰でも始めることはできます。
そして、インプットしたことをブログに書くことでアウトプットの練習にもなります。
継続して更新することは大変ですが、自己投資だと思い、継続してみましょう。
いかがでしたか?今回はアウトプット大全を読んで、勉強になったことをご紹介しました。
現在はデジタル情報化社会の時代であり、情報格差が進む時代でもあります。
情報格差では情報量の格差だけでなく、発信する側と受け取る側での経済的な格差も生まれてきます。(もちろん、お金が入ってくるのは発信する側です)
あなたも今日からアウトプットをして、発信する側に回ってみませんか?
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