Java開発者にとって、資格があると自分の努力の証明になります。
IT業界で働く人はJava Silverなどの資格取得を考える人は多いです。
ところで、Javaに関連する資格は何があるか知っていますか?
国家資格だけでなく、Javaを提供しているOracle社の資格試験などもあります。
今回は、IT企業でJavaの開発をするにあたって、
取得しておきたい資格一覧をご紹介します。
記事の信頼性:未経験からIT企業の開発の仕事へ転職に成功した「しう」が書いています。OJTでの学び日記のまとめ記事を今回書きました。
IT資格は3種類
IT資格は全部で3種類あります。
その3種類は
- 国家資格
- ベンダー資格
- 公的資格
になります。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
国家資格
一番有名な資格が国家資格です。
国から委託された期間が資格試験を実施しています。
日本の国家資格はIPA(情報処理推進機構)という機関が担当しています。
IT系の国家資格は13種類あります。
情報処理技術者試験の試験区分一覧 に記載しているので参考にしてみてくださいね。
ベンダー資格
ベンダー資格は1つの技術やソフトウェアに特化した資格です。
Oracle社のJavaやデータベース、アマゾンのAWSなどが有名です。
ベンダー資格はwikipediaには以下のように記載されています。
ベンダー資格(ベンダーしかく)は、 コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ソフトウェア、ネットワーク機器などのIT関連製品を製造・販売するベンダー(企業・メーカー)が、自社で開発した製品についてそのユーザーが適切な操作技術や管理技術を満たしていることを認証することを目的とした民間資格制度のこと。
Wikipedia(ベンダー資格)
国家資格よりベンダー資格の方が実務には役に立ちやすかったりします。
公的資格
公的資格は、国家資格とベンダー資格の中間の位置づけの資格です。
商工会議所や自治体が後援している資格があります。
資格取得を考えている場合は、国家資格やベンダー資格を優先するといいでしょう。
Oracle認定Javaプログラマ【Java資格】
Oracleが認定するJavaの資格は3種類あります。
- Bronze
- Silver
- Gold
の3種類です。
それぞれの資格について見ていきましょう。
Bronze
Javaの資格試験の中で一番難易度の低い資格がJava Bronzeです。
しかし、次に紹介するJava Silverと難易度はそこまで変わりません。
また、就職・転職活動時にBronzeの場合評価されることも少ないです。
せっかく勉強して資格を取るなら、BronzeよりSilverの方がいいでしょう。
Silver
Java SilverはOracle社が提供するJavaの資格で2番目に難しい資格です。
Java初心者が資格取得するなら、Java Silverがおすすめです。
Java SilverはJavaを勉強し始めた人でも、2~3か月ほどで資格取得ができます。
Java Silverの出題範囲や勉強法、実際に受けてみた体験談もこちらのブログでご紹介しています。
IT企業で働き始めたら、奨励金が出る企業も多いのでJava Silverの資格取得を目指すのもいいでしょう。
Gold
Oracle社が実施している試験の中で、最も難易度が高い資格です。
このJava Goldの資格を取得していれば、Javaの開発ができる人という証明になるでしょう。
もちろん、実務に必要なスキルと資格取得では異なる部分もあります。
しかし、Java Gold取得するには広く深くJavaに関する知識を身に付ける必要があります。
その経験が実務や転職活動にも役に立つことは多いでしょう。
ちなみに、Java Silverの資格がなければJava Goldの試験を受けることができません。
Javaプログラミング能力認定試験【Java資格】
Javaプログラミング能力認定試験はサーティファイ情報処理能力認定委員会が主催の試験です。
1級、2級、3級と3種類あります。
また、1級は年一回、2級は年2回、3級は年3回と実施回数も異なります。
この Javaプログラミング能力認定試験 は、Oracle社が実施しているJavaの資格ほど有名ではありません。
しかし、1級では実際に仕様書変更に対応したプログラムを作成する必要があります。
そのため、力試しにはよいでしょう。
ちなみに、CUIベースでの実施試験の名目でテキストエディタ(TeraPadもしくはメモ帳)での試験になります。
受ける予定の人は気を付けておきましょう。
試験を実施しているサーティファイ情報処理能力認定委員会のHPもリンクを貼っておきます。
Android技術者認定試験【Java資格】
Android技術者認定試験には2種類あります。
- アプリケーション技術者認定試験
- プラットフォーム技術者認定試験
の2つです。
また、試験のレベルもベーシックとプロフェッショナルの2段階あります。
受験対象者としては、
- Android™技術者
- Java開発者
- Webアプリ開発者
- iPhoneアプリ開発者
などになります。
Android技術者認定試験 の公式サイト もあるので、興味のある方は参考にしてみてくださいね。
基本情報技術者試験【not only Java】
基本情報技術者試験はIT系の国家資格です。
特にSIer系の企業では基本情報の資格を奨励しているところが多いです。
理由としては、お客様から資格を持っている技術者が求められること。
そして、評価がしやすいことが挙げられます。
試験時間としては、午前と午後の両方とも150分の試験となります。
午前は過去問の内容と7割ほど同じ問題が出ます。
午前の試験は過去問で対策していれば大丈夫でしょう。
午後の試験はアルゴリズムが出題されるなど午前より難しくなります。
また、1日で試験を実施するので疲労もたまります。
基本情報技術者試験に合格する勉強時間の目安は2~3か月です。
IT業界に働いている人で知らない人はいない資格なので、こちらの資格も勉強するようにしましょう。
ちなみに、Javaで開発するにあたってネットワークやデータベースの知識は必要になります。
その部分について基本情報技術者試験の勉強を通じて学ぶことができます。
そのため、プログラミング初心者にとっておすすめの資格です。
基本情報技術者試験のリンク も載せておきますね。
応用情報技術者試験【not only Java】
応用情報技術者試験はIT系の国家資格です。
IT系の国家資格を4段階のレベルで分けるとします。
その場合、基本情報技術者試験がレベル2、応用情報技術者試験がレベル3になります。
業務でJavaを扱う場合でも、応用情報技術者試験で勉強した内容は役に立ちます。
また、基本情報技術者試験で学習した内容も出題されます。
そのため、応用情報技術者試験の受験を考えている場合は、基本情報技術者試験を先に受けるようにしましょう。
試験時間は、基本情報技術者試験と同じです。
午前と午後の両方とも150分の試験となります。
応用情報技術者試験も公式サイト がありますので、参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
- IT資格は3種類
- Oracle認定Javaプログラマ【Java資格】
- Javaプログラミング能力認定試験【Java資格】
- Android技術者認定試験【Java資格】
- 基本情報技術者試験【not only Java】
- 応用情報技術者試験【not only Java】
について、ご紹介しました。
Javaの開発者なら知っておきたい資格一覧です。
そして、IT企業で働いていくには、客観的に努力がわかる資格を取ることも必要です。(特にSIerでは)
ぜひ、資格取得を考える際には参考にしてみてくださいね。
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