ユニクロの柳井正さんってご存じですか? おそらく日本で知らない人はほとんどいないでしょう。
その柳井正さんが「経営者になるためのノート」という本を出しています。
元々、ユニクロで執行役員から店長までが使用しているノートです。
このノートは日本を、世界をもっと良い世界にしたいという理由で出版しています。
それでは、「経営者になるためのノート」をご紹介します。
記事の信頼性:年間100冊読む「しう」がオススメしたい本のみを紹介しています。
第1章(変革する力)
最初に、経営者たるもの目標の設定をしっかりするようにと書かれています。
目標さえ定まれば、そこから手段を逆算できます。
また、その手段が甘いのではないか。このまま同じことを続けて目標を達成できるか振り返ることで、部下に厳しい要求をすることもできます。
そして、高い目標を成し遂げようと努力することでイノベーションを生み出すことができるのです。
そのためには、上を目指して、学び続けることが必要です。
自分に力がつくと本物の情報を教えてもらえるようになり、さらに成長することができます。
「しう」もテニスを10年以上して思いますが、大会などの目標があることでどのようなトレーニングが必要か気づくことができます。
それと似ているのかもしれませんね。
しかし、やみくもにするだけではいけません。
リスクの計算もしておく必要があります。
自問自答をして、自分は本当にできているのか、「お客様の一番厳しい目で、自分たちを見る」ことで常に危機感を持って経営することができます。
第2章(儲ける力)
斬新な考えだけでなく、基礎が大切だと説いています。
当たり前のことを積み重ねる、スピードを大切にする、現場の視点を重視するなどの力が儲けるためには必要です。
お客様からすれば、普段当たり前のことができていない人からこの商品は画期的な商品ですと言われても信用できないですよね。
だからこそ、普段から当たり前のことをきちんとして、時代に置いて行かれないスピードで取り組むことが必要です。
そして、お客様が不便と感じている課題を解決することで売り上げにもつながります。
ユニクロができるまでは、1000円のジーンズなどありませんでした。
しかし、ユニクロは1000円でも履きたいと思えるジーンズをお客様は欲している。だから作るんだと行動し、実践することで今の世界一位の地位を築きました。
本質は何か、完ぺきな答えはなくても考え続けることが重要です。
第3章(チームを作る力)
信頼関係を作ることが全てです。
その信頼関係を気づくためにはリーダーの言行一致が重要です。
「しう」も学校で教師をしていたことがありますが、言っていることと行動が違う先生は生徒からも人気がありませんでした。
多少厳しくても、言行一致ができている先生の言うことは、やんちゃな生徒も聞くものです。
そのうえで仕事においては部下の立場になって考え、責任と権限を与えて評価を真剣にすることで信頼関係が作ることができます。
もし、ゴールまで部下がたどり着けなかった場合は、フィードバックをして何がよくて何がいけなかったか教えてあげてください。
第4章(理想を追求する力)
会社にとって一番大切なのは使命感です。
自分の会社の存在意義は何か。社会にどのような貢献をしているか常に考えてください。
「しう」が以前読んだ本に、会社は社会という漢字を逆に並べるとできる。
つまり、会社は社会の一部であると書かれていました。
社会に貢献して社会の一部になれない会社は廃れていくということですね。
ファーストリテイリングの使命はすべて、お客様のために何ができるか考えることに繋がるそうです。
会社の使命については経営者だけでなく、社員全員で使命への共感、共有が必要です。
そして、使命感があるからこそ、責任感も芽生え、高いモチベーションが出てきます。
しかし、会社は放っておくと使命感を忘れてしまいます。
自己都合や強者の論理が横行している。マニュアル思考がはびこっている。
実力以外の要素で人事がおこなわれている。そんな状況があれば、経営者はその状況と戦う必要があります。
理想の企業を目指して、自分と正面から向き合って自分の人生と対決をするように生きていってください。
いかがでしたか? 今回はユニクロの柳井正さんが書いた「経営者になるためのノート」をご紹介しました。
ぜひ、一度読んでみてくださいね。
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