部活やサークルの運営をしていて、どのように指導したらいいのかわからなくなる時はありませんか?
「しう」もその気持ちを抱いていた一人です。
そこで、今回は元テニス部顧問の「しう」がどのようなことを考えて、
顧問として指導をしていたのかをまとめてみました!
テニス部やチームをまとめる立場の人は参考にしてみてくださいね。
記事の信頼性:高校でテニス部の顧問として、3年間で団体戦予選ブロック優勝まで導いた「しう」が書いています。
テニス部での目標は何か

何事においても目標は重要です。
ゴールが明確でなければ、どのようにたどり着くかも考えることができませn。
そこで
- ゴールを明確に
- 勝利にこだわるかは顧問による
について、書いていきます。
ゴールを明確に
テニス部での目標を明確にしましょう。
生徒に考えてもらうことも必要ですが、テニス部の顧問として何を成し遂げたいのか。
その内容によって指導方法も変わってきます。
「しう」がテニス部の目標として掲げていたことは
「団体戦で予選ブロック優勝と達成する」ことでした。
大阪府の高体連(テニス)に登録している高校は270校近くあります。
その中で、予選ブロックで優勝するためには上位24チームに入る必要があります。
実力と上位シードと当たらずにすむ運も必要ですが、激戦区の大阪ではかなりの努力が必要です。
そのためにも、まずはテニス部として、顧問としての目標を明確にしましょう。
勝利にこだわるかは、顧問による
「しう」はテニス部の顧問として、予選ブロック優勝を目標に掲げました。
一方で、テニス経験のない顧問の先生も多くいます。
なので、部活において試合に勝つこと以外を目標に添えることもありだと思っています。
情熱と時間を費やさなければ、試合に勝てるようにはならないです。
「しう」は自分の好きなテニスだったからこそ、そこまでできましたが、そうでない人も多いはずです。
その場合は、テニス部で生徒の居場所を作ることを目標にしてはいかがでしょうか?
授業は退屈だけれども、テニス部には居場所がある。
そのおかげで救われる生徒もいると思います。
目標によって指導方法が変わるので、顧問として部活をどうしたいか。
今の部員の雰囲気も見ながら、決めてもらえたらなと思います。
顧問として、勝てるテニス部を作っていきたい方は、続きを読んでみてください。
テニス部の練習内容について

テニス部の顧問として、練習内容についても考える必要が出てきます。
「しう」は主に
- フォーム(素振り)
- フットワーク
- 球出し
- 実戦形式
などカテゴリーを分けてメニューを考えてしました。
時期によってメニューの優先順位が変わるので、まずは
- 4月にすべきこと【基礎固め】
- 4月にすべきこと【テニス部の方針の共有】
- キャプテンに任せてみる
について見ていきましょう。
4月に指導すべきこと【基礎固め】
4月には1年生には基礎固めをおこないましょう。
上級生には、1年生の指導を手伝ってもらいましょう。
(5月には高体連の試合があるので、試合メンバーのメニューは別枠も可)
基礎固めでは、初心者の生徒には素振りでフォームを教えます。
上級生で基礎ができている生徒に教えてもらうといいでしょう。
また、フットワークの練習は早めに取り組みましょう。
縄跳びやラダーを使ったフットワークの練習はテニスでは必須になります。
球出しで多くのボールを打つ経験を積むことも大切です。
以前は、1年生はボール拾いだけで打てないという時代もありましたが、
個人的には時代遅れだと感じています。
高校生活でのテニス部での活動は、2年半しかありません。
顧問としてどのような指導方針でおこなうかは、3月の時点で決めてしまいましょう。
4月に指導すべきこと【テニス部の方針の共有】
練習だけでなく、テニス部としての方針を共有することも大切です。
顧問としての目標を特に4月の間は生徒に繰り返し伝えましょう。
新学期は生徒の気持ちが高揚し、顧問の指導が入りやすいです。
逆に、この時期にテニス部としても方針を共有できなければ、顧問として残りの期間の指導がしんどくなります。
最初こそ、全力を出しましょう。
目標が浸透してきたら、生徒に目標を考えてもらうことも試してみましょう。
人間は自分で考えた目標の方が、より達成したいと感じる生き物ですから。
テニス部のキャプテンに任せてみる
テニス部の生徒が練習に慣れてきたら、キャプテンに練習を任せてみましょう。
キャプテンの能力にもよりますが、テニス部のキャプテンが部活を回すことができるようになれば、
顧問の仕事を減らすことができます。
顧問としての仕事が減ることはサボりでもなんでもないです。
この部分を勘違いしてしまうと、常に残業で帰ることができない顧問になります。
生徒のできなかったことができるようになる。
その結果、顧問の負担も減る。
そして、テニス部の雰囲気が活き活きとして、指導がしやすくなる。
そんなwin-winの関係が作れたら素晴らしいですね!
テニス部の試合前の練習

試合が近づいてきたら、普段と同じ練習でいいのか悩みますよね。
この部分に関しては、顧問によりますが、「しう」の場合は実戦形式を増やしていました。
そこで
- 練習試合を増やす
- 前日は負荷を少なめに
についても見ていきましょう
練習試合を増やす
試合の1週間前~2週間前には練習試合を増やしましょう。
やはり、練習と試合は違うものです。
実際の試合をするからこそ経験できるものがあります。
それは、試合のプレッシャーかもしれませんし、フィジカルや技術力不足の発見かもしれません。
なにより、練習試合で課題を見つけ、本番の試合に向けて取り組むことが自信につながります。
テニスは孤独なスポーツです。
特にシングルスの場合は、テニス部の顧問は個人戦の試合中にアドバイスもできません。
そんな状況でも、勝てる生徒を育てることができる。
そういうテニス部の顧問になりたいですね。
前日は負荷を少なめに
前日はテニス部の練習での負荷を少なめにしましょう。
前日は、テニス部の生徒も気合いが入り普段以上に練習してしまいがちです。
しかし、顧問として勝つために必要な指導をしていきましょう。
勝つために必要な指導は、体を休めることだと「しう」は考えています。
本番の試合で、力を出し切れずに負けてしまった。
できるだけ、テニス部の生徒には、そのような経験をせずにすむ指導をしたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は元テニス部顧問の「しう」がテニス部の指導をしていた時に考えていたことをブログにまとめてみました。
内容としては
- テニス部での目標は何か
- テニス部での練習内容について(4月は型を教える、キャプテンに任せてみる)、
- テニス部での試合前の練習(練習試合、前日は負荷少なめ)
でしたね。
ぜひ、参考にして練習を進めてもらえればと思います。
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