今回はテニスの試合【シングルス】の戦術についてご紹介します!
テニスのシングルスでは、一見するとラリーをしてるだけに見えるかもしれません。
しかし、上のレベルになると様々な戦術が繰り広げられています。
テニスの戦術の紹介の前に、なぜテニスの戦術がシングルスで必要なのかもお伝えします。
記事の信頼性:テニス歴10年以上、元テニス部顧問の「しう」がシングルスの戦略について書いています。
テニスの試合で意識すべきこと【シングルス編】

今回は、テニスの試合(シングルス)で意識すべきことを書いていきます。
テニスでは対戦相手がいるスポーツです。
どれだけ、自分が理想通りに打っていても相手に通じなければ意味がありません。
特にシングルスにおいては1対1なので、相手とも向き合う必要があります。
- 相手も戦術に慣れてくる
- 相手の弱点と自分の強み
について、ご紹介します!
相手も戦術に慣れてくる
テニスの試合では、相手も戦術に慣れてきます。
特にシングルスでは、自分の打ったボールを相手が打つ機会がダブルスより多いです。
シングルスでも同じ戦術だけでは慣れて対策をされてしまいます。
2021年全米オープンでは、錦織選手はジョコビッチ選手相手に久々に1セットを取りました。
この時は、今までと違いチャンスボールが来るまで粘り強くラリーをする戦術を選択しました。
しかし、2セット目からはジョコビッチも慣れて3セット連取されてしまいました。
テニスの一般プレーヤーもプロ選手ほどでなくでも、同じ戦術を使い続けていたら対応してきます。
相手が慣れてきたころに、違う戦術を使う準備も必要です。
相手の弱点と自分の強み
相手の弱点と自分の強みを意識しましょう。
シングルスの試合では、エースの数ではなくミスをした数で勝ち負けが決まります。
では、テニスの試合で相手よりミスを減らすために必要なことは何でしょうか?
それは、自分は得意なテニスをして、相手に苦手なテニスをさせることです。
誰だって自分の得意なことであれば精度は上がります。
それはテニスのシングルスの試合でも同じです。
どんなボールも取って返球してくるシコラーにエースを狙ってミスをしてしまっては勝てません。
シコラー相手にはあえてセンターにボールを集めて走らせない。
チャンスが来た時だけしっかり攻めるなどの対策が必要です。
テニスの戦術【シングルス編】

ここからは、テニスの戦術【シングルス編】について見ていきます!
シングルスで有効な戦術はいくつかあるのですが、今回は「しう」がシングルスの試合で採用している戦術をご紹介します。
- センターセオリー
- 相手のバックハンドを狙う
- あえてのフォアハンドに
- 弾道を変える
- できればボレーも混ぜる
の順でご紹介していきます。

5つも急に身に付けられないよ。。。



全部一気に身に付ける必要はないんやで。



自分に合いそうなテニスの戦術を試して、自分のパターンに取り入れていってや!
センターセオリー
1つ目のテニスの戦術は、「センターセオリー」です!
特に試合の序盤の身体が温まっていない時におすすめです。
振り切って深さは出すけれど、コースを狙わないことでサイドアウトを減らすことを意識します。
テニスの試合の序盤では、簡単なミスもしがちです。
このタイミングで自滅を減らすことで、その後のシングルスの調子を上げやすくなります。
シングルスで走り回ることが好きなシコラー対策にもおすすめです。
相手のバックハンドを狙う
2つ目のテニスの戦術は、「相手のバックハンドを狙う」です!
このテニスの戦術は初級者~上級者までどのレベルでも使えます。
一般のテニスプレーヤーではフォアハンドよりバックハンドの方が苦手な人が多いです。
「しう」はセンターセオリーで自分がボールに慣れてきたらバックハンドを狙うようにしています。
相手のボールが緩くなったら、オープンコートに打って攻めていきます。
あえてのフォアハンドに
3目のテニスの戦術は、「あえてのフォアハンドに」です!
テニスの試合(特にシングルス)では、相手もこちらの戦術に慣れて対応してきます。
「しう」の体感では2-2~3-3あたりで、相手も慣れて対策をされてしまうことが多いです。
その時に今までと逆のコースを入れるといいです。
序盤~中盤はバックハンドを狙っておいて、相手が対策として回り込みをしてきたタイミングで、あえてフォアハンドにボールを集めるといいでしょう。



本当に相手に通用するの?



実際にオープンレベルの大会で4-5のリターンゲームの時にこの戦術を試してみてん。



すると相手が逆を突かれて、そのリターンゲームをブレークできたから、大事なゲームでおすすめの戦術やで!



(戦術を大事なポイントで変えるのはめっちゃ勇気もいるけどな)
弾道を変える
4目のテニスの戦術は、「弾道を変える」です!
コースだけでなく弾道も変えて相手を惑わしましょう。
最初はネットの少し上の弾道でラリーをしておいて、テニスの試合の中盤から高い弾道も混ぜていきます。
特にスピン系の跳ねるボールを相手のバックに集めると嫌がる場合が多いです。
また、スライスで低い弾道も混ぜると相手は混乱するでしょう。
できればボレーも混ぜる
5目のテニスの戦術は、「できればボレーも混ぜる」です!
ボレーが苦手なテニス選手は多いです。
特にジュニアでは、ラリー戦で決着がつくことも多いでしょう。
しかし、シングルスでは相手もストロークが得意な場合が多いです。
チャンスがあれば、ボレーに出てポイントを取っていきましょう。
また、先ほどのお伝えした高い弾頭のボールの後にすっと前に入るのも効果的です。
相手のリターンがスライスのブロックリターンの場合、サーブ&ボレーも混ぜていきましょう。
ファーストボレーでは決める必要はありません。
ファーストボレーをオープンコートに打って、相手の余裕を奪うことだけを意識してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
- テニスの試合で意識すべきこと【シングルス編】
- テニスの戦術【シングルス編】
についてご紹介しました。
シングルスの戦術は奥が深いものです。
自分にあう戦術については取り入れていってくださいね!
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